2020年3月20日金曜日

ある探検者の追憶 1.リリース前~リリース直後


ネクソン版けものフレンズのリリースから5年経ち、アプリのサービス終了後もけものフレンズはアニメ、舞台、ライブ、動物園コラボなど、ネクソン版けものフレンズの頃とは比べ物にならないくらい様々な展開を行っています。それに伴い当時の記憶も次第に薄らいでゆくのを感じる中、ジャパリパークを駆け巡った一探検者としてアプリのスクリーンショットなどと共にネクソン版けものフレンズの思い出を書いてゆこうと思います。
2020年3月20日
※本記事はネクソン版けものフレンズのプレイ当時のスクリーンショットとそれを加工した画像を使用します。一部見づらい画像がある可能性がありますがご了承ください。 画像にはプレイ当時の記録内容の一つとして実験的にタイムスタンプを記載しています。

けもフレを知ったきっかけは

私がけもフレのことを知ったきっかけは、ミライさんのCVを担当されている声優の内田彩さんがけもフレについて紹介しているツイートでした。 ラブライブ!のファンであった私は「ほーん、南ことりちゃんのような甘々ボイスが聞けるのかな?」程度の軽い興味でけもフレのサイトを訪れました。 当時けもフレのサイトではリリース前の人気投票を行っていましたが、しかしキリンがいなかったため投票も何もせず「リリースされたらやってみるか」程度の関心レベルでした。

リリース直後

ネクソン版けものフレンズのリリースは2015年3月16日(Android版)、3月19日(iOS版)ですが、19日は平日(奇しくもこの記事を書いている年と同じ木曜日でした)であったためアプリをインストールしたのは20日(金曜日)から21日に日付が変わるころだったと記憶しています。 アプリの開始時にチュートリアルをやったはずですがほとんど記憶に残っていません。「アニマルガールのアイコンを上にフリックするとスキルが発動する」をぼんやりと記憶している程度です。

残っている最初のスクリーンショットはこれでタイムスタンプは2015年3月21日 1時47分。
[2015/3/21 1:47]

その直後にこれがあるためチュートリアル時のものですがなぜこれを撮ったのかは今となっては不明・・・。
[2015/3/21 1:47]

 当時のことで記憶に残っているのは、セルリアンのデザインがシンプルすぎて全然モンスターっぽくなかったため「アプリの制作会議中に5分くらいでデザインしたんじゃないか?」と思ったこと(吉崎先生本当にごめんなさい)、そしてバトルでのミライさんのセリフ「さあ、探検に出かけましょう!」です。
※画像はアプリを始めた当時のものではなく完全無料化後のもの
このセリフはけもフレの中でも1,2位を争うくらい好きなフレーズで、アプリを始めた当初このセリフを聞いて「ああ、探検が始まるのか」と思った記憶があります。実際にはジャパリパークを北から南まで駆け巡る大冒険でしたが。

ちなみにチュートリアルの報酬は以下でした。


最初のスカウト(ガチャ)はおそらくチュートリアル報酬の勧誘チケットでトムソンガゼルでした。

[2015/3/21 1:55]

[2015/3/21 1:55]

ちなみに2番目はアラビアオリックス(今思うとルルラビでそろっていますね)。メインストーリーのミッション達成のキラキラでスカウトしたのかと。

[2015/3/21 19:57]

[2015/3/21 19:57]

ニホンオオカミちゃんとの出会い

さて、第1章のキョウシュウチホー、第2章のアンインチホーまで淡々と進めていましたが、まだ様子見だったけもフレを続ける動機になったのがニホンオオカミとの出会いでした。
[2015/3/21 9:44]第1章キョウシュウチホーを始めたのは翌朝らしい。
アプリ開始当時のスクショはほとんど撮っていないのになぜこれを撮っていたのか…

[2015/3/22 7:15]第2章のミッション達成の報酬。トキがいます。

当時☆5出現率2倍アップキャンペーンが行われており、通常時の☆5出現率は1%だったと思いますが他のアプリで1%のシビアさを実感していた私は出現率2倍のキャッチコピーに直ぐにスカウトを決意しました。
[2015/3/24 20:54]

[2015/3/24 20:53]

当時は確か☆5確定の演出はなく、☆4以上確定の演出である夕焼けが映り現れたのがニホンオオカミでした。 きりっとした眼のデザインとそこからは想像できない甘々ボイスのギャップ、また動物に詳しくない私でもニホンオオカミが絶滅種である事は知っておりキャラとして存在するのも新鮮でした。「これは続けるしかないな」と思ったのを記憶しています。そして記憶が正しければスカウトで来たのはアプリのサービス終了までこの1回だけであり、この時の出会いがなければけもフレを続けていなかったかもしれず、今現在けもフレのファン活動を続ける事もなかったかも知れないと考えると、まさに"出逢えた奇跡"でした。
[2015/3/22 7:40]

[2015/3/22 7:41]

こうしてジャパリパークの"探検者"としてフレンズと駆け巡る冒険が本格的に始まりました。

2019年4月9日火曜日

けものフレンズ2 感想まとめ

けものフレンズ2 全体的な感想

・まずけものフレンズ2の基本構成は以下の2本立てとなっていると思います。
①テーマとしての「おうち」
②パークで暮らしているアニマルガールと遊びを通して交流しフレンズになってゆく

・そこに以下のようなテーマ、設定で肉付けしてる様に見えます
 (ざっと思いつく範囲で書きましたが他にもあるかも知れません)
③動物と人との関係
④アニマルガール
⑤フウチョウコンビ
⑥世代交代
⑦キュルルちゃんの記憶喪失の謎
⑧ジャパリパークに起きた異変
⑨セルリアン、セルリウムの設定
⑩ビースト(アムールトラ)の謎
⑪イエイヌの謎
⑫キービジュアルにあるサンドスターの柱

①テーマとしての「おうち」

テーマについては「けものフレンズ オフィシャルガイドブック プロジェクトの軌跡」に木村監督のインタビュー内に記載されているのでそちらを参照していただくとして、キュルルちゃんはパークに棲む様々なアニマルガールと出会い交流することで「おうち=自分にとっての居場所」を見出していったのではないかと思います。例えば第8話でマーゲイに「自分の居場所があって羨ましい」と言っていますが、キュルルちゃんはPPPとマーゲイに「誰かを必要としまた必要とされる関係」を見出したのだと思います。
 しかし第9話でイエイヌちゃんに「ご自分のおうちを探すべき」と(一旦は自分のおうちと思おうとしていた場所が)自分のおうちでない事を告げられ、「おうちを探す」事そのものに疑問が芽生えたのではないでしょうか。そこにフウチョウコンビが現れ「おうちを探す」事自体が目的になってしまっていることに気づかされキュルルちゃんの葛藤が始まってゆきます。
 その葛藤を乗り越えた第12話のラストシーンでは、「みんなの役に立ちたい」と明確な意思を持ったキュルルちゃんがパークに自分の居場所を見出したのだと分かります。さらに「もっと冒険したい」と自らの境遇を跳ね除け前進する姿に第1話と比較してずいぶん成長したなと感じました。

②パークで暮らしているアニマルガールと遊びを通して交流しフレンズになって行く

(恐らくファンの大多数を占める)ネクソン版アプリを知らないファンの方に説明すると、ネクソン版アプリの登場時「アニマルガール」と「フレンズ」は以下のように若干意味合いが異なって使用されていました。
・アニマルガール=サンドスターによって動物の特徴を持った女の子
・フレンズ=プレイヤーがアニマルガールと交友を深めることで仲良しになった状態
現状「フレンズ」はアニメからのファンを指していたり、公式も現時点では殆ど「アニマルガール=フレンズ」として使用したりしているので紛らわしいのですが、上の画像のようにもともとは最初から「フレンズ」なのではなく仲良くなるプロセスを経て「フレンズ」になっていました。

 で、その観点で2を眺めてみると、キュルルちゃんは遊びを通してアニマルガールと交流しているのが分かります。遊具で遊んだり、海中遊泳をしたり、紙相撲したり、海でサンドスターを採取したり、かけっこしたり(本人はしていないですが)、フリスビーで遊んだり交流することで仲良くなり"フレンズ"になっていく過程を描いているのが分かります(そして最後は遊びを通してではありませんがビーストとも"フレンズ"になります)。2制作陣がまず描きたかったものはこうしたジャパリパークに遊びに来た普通の子供とアニマルガールとのシンプルな交流(遊び)だったのではないでしょうか。
 ただ2は1期と比べて分かりにくかったとは思います(私も第5話までこのパターンに気づきませんでした)。1期は各話の冒頭で視聴者に対して明確な問題提示を行いそれをかばんちゃんが("人類の叡智"を駆使して)解決する過程を見せるという構成でしたが、2は上記のように「アニマルガールと遊んでいるだけ」で全く別物の構成となっていたため分かりにくかったのではないかと思われます。

③動物と人との関係

脚本のますもとたくや氏もインタビューで答えていますが、2の大きなテーマとして「動物と人との関係」もありました。劇中に登場した野生動物で人間と関係が全く無い種はまずいないので全部といえば全部なんでしょうが、少なくとも以下のようなテーマが各動物に設定されていたと思います。
第3話 バンドウイルカ、カリフォルニアアシカ:人によって調教された動物
第9話 オオセンザンコウ:漢方薬や食料の目的で密猟され絶滅の危機、イエイヌ:ペットとして人と社会的に最も近い動物
第10話 リョコウバト:乱獲で絶滅、ブタ:主に食料として家畜化

 明るい展開の中に第3話のように明確に描かれていたり、ブタのように特に明確でない場合もありますが、これまでわりと曖昧にされてきた人間と動物の関係を視聴者に認識させ考えさせる意欲的な試みであったと思います。

④アニマルガール

3Dモデルは計49体制作されたらしいですが、全体的に等身の高い私の好きなデザインでした。また全てにキャラの個性が出ていたのは中々凄いことなんじゃないかと思います。第5,8,10-12話などキャラがわちゃわちゃしてとても楽しいですがそれもしっかりとキャラ付けがされていたからだと思います。特に第8話はお芝居のオーディションのために3体更に観客として2体、脇役のために合計5体ものモデルを作成しているのは凄いと思います。
 特にトキさんは「アルパカさんの…」を言わせるために1期のモデルの雰囲気に寄せているんじゃないかと思いましたし、恐らく制作陣の中に1期第3話が大好きなスタッフがおりその設定を2にも入れたいという並々ならぬ情熱で投入したのではないでしょうか。

⑤フウチョウコンビ

第9話からの意図的な月の演出を行い満月と同時に登場させており月と何か関係があるキャラクターとして設定されているようです。最初にメディアに露出したキービジュアルも満月だったので、満月に秘められた何らかの力の象徴なのかもしれません。
 第9話で微かに描かれていた人工衛星らしき物体、キービジュアルのアンテナ基地局、フウウチョウの構造色(光=電磁波を取り込み逃さない)など関連があるのなら面白いだろうなと思います。

⑥世代交代

第12話で世代交代に関して新たな設定が提示されています。第1話でサーバルちゃんがかつてののイメージを記憶していたのは、個体が得た記憶や絆のような関係性はアニマルガール化の解除で断絶するのではなく何らかの仕組みによって一部が継承される場合があるということではないでしょうか(ガイドブックでも記憶が完全になくなるとどうかは暈しています)。つまり何かの理由(不慮の事故など)でアニマルガールであるパートナーを失ってもその絆は失われずいつか再会する事が出来るのだと。
 動物(人間を含め)は命と世界を次の世代に引き継ぎ個体としては消えてゆくことで種をつないでゆきます。誰かが愛した相手も自然の摂理に従い例外なく死を迎える。しかし両者の間に築かれた絆は決して消えない。その絆はサンドスターの力によって再び両者を結びつける事が出来る。今回提示された設定はこのような意味が込められている様に思えます。
 ちなみに世代交代の設定が提示されたのはガイドブック第3巻でしたが、当時ネクソン版アプリから変わり果てたジャパリパークを見せつけられアニマルガールがどうなったかもうやむやにされた状態で、自分たちが愛したアニマルガール達がもういないという事実を突きつけられたようなものであったため私には到底受け入れられるものではありませんでした(今でもそうですが)。今回のこの設定は我々ネクソン版アプリユーザーに対する救済でもあるのかも知れません。(私はネクソン版のアニマルガール達は今でも元気にパークを駆け回っていると信じていますけどね!)

⑦以降は考えが纏まっていない為割愛させていただきます・・・

 本編を見終わって全体的に俯瞰すると、アニマルガール達がわちゃわちゃしてとてもけもフレらしい作品ではありました。しかし一方で(恐らく脚本・演出の推敲不足ゆえに)キャラの心理描写やストーリーの展開が分かりにくかったと感じました。というのも上記のような多数の設定を盛り込んでしまったために情報が大量になってしまいそれを上手く伝える事が出来ていないのではないかと。
 例えば②などは第1話から第12話まで通して存在していますが、よほど勘の良い人でなければ1回観ただけでは気づかなかったのではないでしょうか。私は繰り返し観たので幸い気づきましたが、1回しか観ないであろう大半の視聴者は気づかないまま最後まで「よーわからん」ストーリーになっていたのではないかと思います。

また謎も多数残したままであり最低でも以下の謎は本編内で説明してほしかったと思います。
・キュルルちゃんが何故あそこにいたのか?
・ビーストはなぜキュルルちゃんを追っていたのか?
・船型セルリアンの謎


 ではなぜ脚本・演出の推敲不足になってしまったかと言うと、個人的には制作期間が短かったんじゃないかと思います。公式に出ている情報から推測するに2の制作体制は2017年11月から12月あたり、脚本完成は2017年12月から2018年1月あたりではないかと推測します(アニメ業界には詳しくないので完全な素人の推測です)。そこから制作を始めたとして制作期間は実質的に1年程度しかなかったのではないかと予想され、その短期間に大量の情報を詰め込んだため脚本・演出の推敲が間に合わない状態になってしまった(制作陣がけもフレが高じてあれも入れたいこれも入れたいと詰め込んだ結果だと思いたいです)のではないかと考えています(あくまで素人の推測です)。

 しかし仮に上記のような理由であったとしても、ファンとしては完成したものに対してしか評価を下せませんし分かりにくい作品だったという評価は変わりません。何というか素材は本当に良かったのに急いで制作したのは非常に勿体無いなという印象です。各話ともあと5分くらい尺が長ければキャラの心理描写や丁寧な展開が描けるんじゃないかという気がしなくもないので(素人判断ですが)、可能ならBDで救済、もしくは完全版などを制作してほしいと思います。

最後に

アニメ放送中「けものフレンズ2」はどこか彗星に似ているなと思っていました。2018年9月2日に突如我々の前に登場し様々な話題を提供しながら、2019年4月2日未明に最接近したのち数多くの謎を残しあっという間に去ってゆくところは彗星をイメージさせます。また次の彗星が訪れるまで自分の好きなけもフレの世界で楽しみたいと思います。
 2制作に携わった木村監督、ますもとたくや氏、吉崎先生、キャストの方々を始め2制作陣、ならびに製作のスタッフの皆様に対して感謝しつつ感想を締めくくりたいと思います。

けものフレンズ2 第11話「うみのごきげん」第12話「ただいま」

第11話「うみのごきげん」


 カタカケさんがビーストの絵に触れていますがキュルルちゃんが海に落ちた時には集合絵はスケッチブックに無かったはずで、それを知っているフウチョウコンビはキュルルちゃんの心、特に心の葛藤のような存在として描かれているように見えます。

大量のセルリアンを発生させてしまうというミスを犯したキュルルちゃんを、それまで出会ったアニマルガール達が全力でカバーして対応するのはどこかネクソン版のストーリーを髣髴させます。(参考「聖夜に届けジングルベル」)
 ネクソン版のセルリアンも思いもよらない事件を引き起こしてくれる厄介者でしたが、このセルリウムの性質もどこかネクソン版に似ています。そして事件を解決するアニマルガール達のどこかマイペースな面があるのはネクソン版の空気を感じます。

 かばんさんがキュルルちゃんと交流したアニマルガール達をトラクターで輸送していますが、彼女らを特定できたのは第6話の最後で渡したLB腕時計のおかげでしょうか。

 集合絵を見たリョコウバトさん、ビーストの絵に気づいて「これって」といってますが何か知ってそうですが結局本編では明らかになりませんでしたね…

 船型セルリアンは6話で登場した時は陰から軍艦かと思いましたが豪華客船でしたか…。船型セルリアンがバルバスバウから音波を出しているシーンがありますが、軍艦であればソナーを内蔵している事があるみたいなので理解できるのですが客船などで装備されているんでしょうかね?

 集合絵から次々に発生するセルリアンがかなり気持ち悪い。チーター型セルリアンとのバトルシーンは強敵感が出ていて良かったです。その後のチーターさんの登場シーンと高飛車なセリフが格好良いです。
 オオミミギツネちゃんの思い残しすぎの妄想が可愛いです。その次のシーンでPPP登場しますがその勢いでPPPと共に周りにいるセルリアンを一気に倒したら決まったんじゃないかと。オオミミギツネちゃんの戦うシーンも見たかったです。(ホテル組はストーリー的にも3人それぞれの性格的にもバランスが取れているキャラクター達だと思いました)
 イリエ姉さんとメガネカイマンさんが「ヒャッホー」と言いながらプールから飛び出すところ、戦う気あるのかって感じのノリですがしっかりお仕事してていい感じです。第5話では喧嘩ばかりしていたジャングル組が連係プレーが出来るくらいお互いの信頼度が増していて彼女らも成長したのだと感じます。

ホテルについて以下の事が分かります。
  • フロントは海底階と海面上の2箇所ある
  • トラクターのナビに表示された地図を見ると緑の部分が現在の海岸線で黄土色の部分が水没している様に見える
  • キュルル、サーカラの3人がいる砂浜の背景を見ると崖が見られるのでホテル周りの地盤が沈下した模様
  • 上記より以下の経緯が推測されます。
  • ホテルは最初地上で建設されフロントは地上階に設けられた
  • 地殻変動等で半分が水没したがその後ホテルを復旧。第2フロントを海面上に設けた
  • その後何らかの理由によりパーク全体を放棄


第12話「ただいま」

リョコウバトさんとそのセルリアンはあっさりしすぎているように思えました。もう少しリョコウバトさんが目の前にいるセルリアンと仲間に対する想いとの葛藤を描いてほしかったです。

 キュルルちゃんが亀裂を飛び越えるシーンですが第1話の溝を飛び越えるシーンからの成長を描きたかったのだと思いますが、亀裂はおそらく海底火山の噴火の衝撃で出来たのでしょうがその直前のシーンまで何も無かったので唐突に出来たように見え不自然な印象を受けました。少なくともそれを予感させる描写などがあれば良かったんじゃないかと思います。また亀裂の幅が狭すぎ(20cmくらい?)であまり危機感がないのも残念なところで、もっと広かったり亀裂が広がり続けているようであれば意図も伝わったと思いますし非常に勿体無いシーンだと思いました。

 フウチョウコンビ、ここはキュルルちゃんの葛藤そのものではないでしょうか。イエイヌちゃんの直後から沸きあがってくる自分のおうち(居場所と言い換えても良いかも知れません)はそもそも無いのではないか?そんな漠然とした不安が表象したものがフウチョウコンビではないかと。
 それまでのキュルルちゃんは遊びを提案したり絵を描いたりと状況に上手く対応してはいたが、漫然とおうちを探していた様にも思えます。またホテルから非難する際もアニマルガール達から促されて半ば受動的でありました。本当はどうしたいのかフウチョウコンビに質される事でキュルルちゃんは自分の気持ちを自覚し、自分の確固たる意思を確立することでキュルルちゃんの葛藤は終わり、仲間たちに対する迷いの無い想いにビーストが共鳴し登場する。
 第6話で人がビーストをコントロールできなかったと語られていましたが、おそらく人は技術や力でコントロールしようとしたのではないでしょうか。しかしそれはことごとく失敗したと。一方キュルルちゃんは嫌われ者のビーストでさえも仲良くなりたいという"想い"によってビーストと通じ合う事が出来たのではないでしょうか。最終的にビーストから紫色の妖気が消滅しているのはキュルルちゃんの思いを受けることでビースト化が解除されたのかもしれません。(もしかしたらそれこそがビーストがキュルルちゃんを追いかけていた理由であり、更にはセルリアンを引き寄せていた"輝き"なのかも知れません)

 セルリアンとのバトルシーンは全体的に第11話での対チーター型セルリアンのようなスピード感や緊張感が感じられずイマイチな感じではありました。ビースト型セルリアンとサーカラ型のセルリアンもあっけなく倒されてちょっとがっかりでした。ジャイアントパンダちゃんがずっと寝ていたり、ダブルスフィアがずっと丸まっていたり(あんたら第11話では戦っていたのに…)等の表現はけもフレっぽくて好きではあるんですが。
 みんながホテルから非難するシーンでサーバルちゃんはビーストの暴走モードが解けたことに気づいた様子で一瞬ビーストを気遣うシーンがありましたが、一旦何か言おうとしたにもかかわらず何も言わずに去ったのは何故だろう?

 あとカルガモママが「一列にですよー」と叫んでいたり、アードウルフちゃんをリョコウバトさんが抱え起こしたりする所がすきです(二次創作が捗りますな)

 砂浜のシーンで3人が立っている場所の背景にジャパリパークのメインゲートが見えますが、「の」が逆になっているので手前がパーク園内ということになりますか。パークセントラルは全体的に海に沈んでしまったんですね・・・。

 かばんさんに呼び止められた時、サーバルちゃんは初めて記憶のかなたにある人物と結びついたように見えます。かばんさんと第5話のラストで出逢った際に記憶の彼方にあった人物なのかも知れないと気づいていたのではないでしょうか。しかし確証が無いため心の内に秘めてしまった。かばんさんの「また会おうね」で懐かしさから涙を流したのではないかと思います。
 その後サーバルちゃんはキュルルちゃんとカラカルさんの所に向かいかばんさんも止めませんが、時空を越えて再会した二人の絆は強いとお互い信じているゆえしばしの別れは気にならなかったのかも知れません。


イエイヌちゃんが最後に見ていた絵
 手紙はパーク職員である菜々ちゃんに対して送られたもので、菜々ちゃんが(一緒に暮らしていた)イエイヌちゃんに残していったものではないかと思います。あのイエイヌちゃんのいる居住区画は宿泊施設ではなく職員の寮なのかもしれません。絵の右端の人物、ついにパークでの男性の存在が公式から出てきた可能性が・・・。
 椅子を隣り合わせているのはかつて菜々ちゃんがイエイヌちゃんと手紙を見ていたときの行動を真似したのかも知れませんね。
 絵の中にキュルルちゃん、サーバルちゃんそしてカラカルさんの3人が描かれており、第1話のサブタイトル「きおくのかなた」とはかつて3人で旅した記憶の事も意味していた事が分かります。ここからスケッチブックに描いてある絵は前回サーカラと一緒に旅をした記録であると思われますが、誰もいない絵がある謎が残ります。
 キュルルちゃんは最終的に研究センターのあたりで動けなくなってしまい誰かによってあの繭状物体に連れて行かれたが、絵自体は研究センターで眠りにつく前に誰かに渡したのでしょう→最終的に菜々ちゃんの手に渡りそれを金庫に保管したと思われます。
しかしこの繭状物体の正体は何なのか?恐らくブロック状のサンドスターが充満しており一種のコールドスリープ装置となっていたようではありますが。
 キュルルちゃんが動けなくなった理由はセルリアンに捕らわれたせいではないかと。また記憶喪失なのもそのせいではないでしょうか。本編中でセルリアンが追いかけてきたのもキュルルちゃんの記憶(楽しい思い出)を求めてなのでは?またキュルルちゃんはセルリアンを生成するトリガーみたいなものを持っていた可能性もあります。だから道中行く先々でセルリアンが発生したのではないでしょうか。

ちなみに船に乗っていたLB、帽子やアイパッチが無いため最初分かりませんでしたがメダルから判断するに第4話で別れた海賊LBじゃないですか。

2019年3月24日日曜日

けものフレンズ2 第8話「しんきょくらいぶ」第9話「おうちにおかえり」第10話「ちぇっくいん」

第8話「しんきょくらいぶ」

とにかくライブが凄かったです。

主要メンバー以外にもモブ扱いで5人もアニマルガールが登場したのは非常に嬉しいです。
  • タヌキちゃんの渾身の演技が狸寝入り(笑)で可愛い。それに対してみんなが拍手をするところがほのぼのしてていいです。
  • パフィンちゃんの翼の塗り分けが細かい、餌の魚を大量に咥えるのがお菓子になっているのが興味深い。
  • トキさんは1期のモデルに寄せていて、1期に対するリスペクトなのか1期の頃から時間がそれほど経過していないことを表している?
  • トムソンガゼルちゃんは第7話で出なかったので諦めていたところだったので登場して良かった
  • オグロヌーちゃんはネクソン版には登場しなかったので新鮮でした


絵本から分かることはこんなところでしょうか、どうも②の時期がストーリー全体にチラチラ見えるのだけど…
①人とアニマルガールが楽しく遊んでいた時期
②それを誰かが絵本に書いた時期
③2の時期

キュルルちゃんはマーゲイさんに自分の居場所を見つけたことを羨ましいといっていて「おうち」というものを"自分の居場所があるところ"のように少しずつイメージしている様に感じました。ところが第10話のフウチョウコンビに「おうち」そのものを否定されていて、かなりきつい展開だなと思いました。

「お芝居→セルリアン発生→セルアリアン撃退と供にPPP登場」の流れは良かったと思いましたが、PPPは新曲に対する不安を抱えていたりダブルスフィアに絡まれているPPPがなぜステージに意気揚々と立てたのか?という疑問が残りました。想像するにこの流れがあるように見えますが省略されすぎて分かりにくい…
①ダブルスフィアが押しかける
②お芝居をやることになってカラカルが楽屋に戻る
③カラカルを見たダブルスフィアが逃げて行く
④気落ちするメンバーをプリンセスが檄を飛ばす
⑤気を持ち直したPPPがステージに登場


またキュルルちゃんが拉致されるには一人になる瞬間があるはずで、ダブルスフィアはどうやってキュルルちゃんを見つけたのか描かれていないのでさっぱり分からない。

上記2つはストーリーの展開としては重要と思えるのに雑に感じました。(尺が足りなかったのかも知れませんが、BDで救済可能ならして欲しいところです)

PPPのライブは一言で言えばびっくり。
モーションキャプチャーを使用したらしいので動きは滑らかになるだろうけど、カメラワークや演出もあってのライブシーンだろうし、ぶっちゃけPPPがあんなに動いて踊るなんて想像していませんでした。
髪もフワフワ、首の紐まで揺れるし、見せ方が上手いのか表情もすごく素敵で、キャラの魅力が今までと比べて数倍アップして感じました。

PPP回は最初から確定しているようなものだったので個人的にはそれほど期待はしていませんでしたが、予想をはるかに上回っていて驚愕しました。それだけに上記2箇所の展開が残念です。

ちょっと気になったところ

  • カラカルのかぶっているセルリアンのきぐるみがこわい
  • カラカルがPPPの突進をかわすのはカラカルの特徴を上手く利用していて面白い
  • マーゲイの所持品がファイルから絵本に変わっている
  • 楽屋でのPPPメンバーの座り方がみんな違っていて個性を出しているのが良かった
  • スケッチブックの絵には「ライブステージ」と無かったのはなぜだろう
  • ライブの観衆はペラペラだけどBDでは修正されているのを期待してます
  • 観客の中にニホンオオカミちゃんがいたのはポイント高いです


第9話「おうちにおかえり」

中盤まではほのぼのに展開して油断していたら最後で心を抉ってきて、結構きつかったです。

キュルルちゃんを運んでいた檻とリアカーがいきなり壊れているが理由がさっぱり分かりません。(ここもBDなどでちゃんと拾ってもらえることを期待してます)
ダブルスフィアとキュルルちゃんは誘拐した側とされた側の関係なのに、会話にそれを微塵にも感じさせないゆるい空気がなんともいえないよさと言うか、けもフレっぽくて好きです。
アルマーがかばんさんは違うと言っていたのが気になる。かばんさんは第6話で自分のことを人だと言っているしかばんさんとキュルルちゃんの違いとは何だろう?

月の前を通り過ぎる影はなんでしょうね。
  • 人工衛星のようにも見えるが人工衛星にしては大きすぎる。
  • 国際宇宙ステーション(ISS)みたいにも見えるが居住区が小さすぎる気もする。
  • ISSは地上からはあそこまで大きく見えないだろうしもっと大きな構造物なんだろうか。

この人工衛星らしきものは人間がまだ健在なのかそれともかつての文明の名残なのか、この辺から徐々に宇宙を意識させられます。


キュルルちゃんとサーカラ2人の再会時に先に駆け寄るのはカラカルではなくサーバルなのは、キュルルちゃんが懐いているのはカラカルでなくサーバルちゃんなんだなぁ、と。
カラカルの微妙な表情(右目だけ半とじ、口は半開き)が「誰よこの娘」というような感情を表してていい。この後のやきもちモードがなんとも(笑)。
サーバルがカラカルを遊びに誘うシーンで耳だけしか映っていないのに二人の表情が分かるのはけもフレならではと思いました。
カラカル「どんだけ心配したか分かってんの!」で「ニャッ」と鳴き声が入るところがホント好きです。「この子達は関係ないでしょ」のポーズも好き。格好いいです。

イエイヌちゃんの住んでいる「おうち」の全景で分かるのは居住施設にしては生活感がないので宿泊施設なのでは?。色々な動物を模した建物が面白いです。中心にある鯨が管理棟?
イエイヌちゃんはここに泊まりに来る観光客と遊んでいたのかなと思いました。そしてある日突然人がジャパリパークから去ってしまったと…
あそこを去った人たちは「また来るからそれまで待っていてね」と軽い気持ちで言った程度なんだろうと考えるといたたまれない気持ちになります。

ビーストが登場するシーンは凶暴さがよく出ていたと思います。イエイヌちゃんが直に傷つくところを出していないのはあえて抑えたようにも見えましたが、それでも二者の間に大きな力の差が把握できました。
サーバルちゃんが野生開放したシーン。ビーストと雰囲気が似ていましたが野生開放すると元に戻れなくなる可能性があるのか、そうだとするとビーストも暴走した状態になってしまったアニマルガールなのかなとも思いました。

ビーストを撃退した後のシーンはいまだに考えていますがなかなか答えが出ません。
キュルルちゃんがありがとうを言わなかったことに賛否両論が吹き上がりましたが(ある程度こういう反応は予想していたと思われるけど)、小学生くらいの子供だとお礼を言い忘れたりすることもあるだろうし、まだ未熟な存在として描かれていたのかもしれない。
そもそもお礼を言う「べき」と考えるのは「大人」の価値観、もしくは視聴者という物語を観察する立場の価値観かなとも。

それでもキュルルちゃんには「ありがとう」といって欲しかったです。
そもそも疲れたサラリーマンがほっと暖かい気持ちになるようなアニメであったはずなのに、ひどく気持ちをかき乱された感じでした。
私も犬を飼っていた頃がありましたが、今は自分のような飼い主に付き合ってくれてありがとうという感謝の気持ちしかありません。そのためどうしてもイエイヌちゃんに感情移入をしてしまうのもあると思います。
ただキュルルちゃんは第2話でレッサーパンダちゃん、第4話の海賊LB、第8話のマーゲイさんに気遣いができる子なので(その後の痴話喧嘩をするシーンを入れるくらいなら)イエイヌちゃんにもありがとうを言ってほしかった。

あのシーンについて考察(結局まとまらなかったので箇条書きで)

  • 「人を守るのが私の使命ですから」と言われてキュルルちゃんがイエイヌちゃんを見つめるカットがありますが、自分の存在がアニマルガールを傷つける原因と思ったのか
  • イエイヌ「やっぱり・・・私は・・・私はやっぱり一人で戻ります」「仲間を失う気持ちは良く分かっていたはずなのに」→イエイヌちゃんは以前人じゃないアニマルガールの仲間を失っているんじゃ
  • 「ご自分のおうちを見つけるべき」といわれた時のキュルルちゃんはどのように感じていたのだろう
  • イエイヌちゃんの決意が固いことを感じたキュルルちゃんはイエイヌの希望「待つこと」を実行できるように若干不思議に思いながら(だから首を傾げた?)「おうちにおかえり」と言った。その後ありがとうといわれたので満足そうな表情をしていた?
  • イエイヌちゃんの涙には人に会えた感謝とまた一人で待つことの寂しさ、最後に聞いたその言葉を思い出したため?

ちょっと気になったところ

  • ジャパリスティックは20cmくらいの細長いパンを想像していたのでちょっと意外
  • サブタイトルのタイミングで背景に出てくる柱状の山は凄く不自然だし何かあるのか気になります
  • イエイヌちゃんの口パクはなんと言っているのかここも気になる
  • ヒゲじいのダジャレはキレがなくて残念。アウェーだったので無難にこなしたか
  • 窓から見える月とアップになった月の影の方向が逆になってるのはなぜだろう
  • キュルルちゃんが外に飛び出すシーンのドアのパースがおかしい気がする…
  • センちゃんはイエイヌちゃんをキュルルちゃんのところに連れてきたのに、サーカラには「おうち」の場所がわからないと言っているのは矛盾しているのでは?
  • キュルルちゃんは「サーバルやカラカルが自分と心を通わすことの出来る動物」と言われてカラカルと喧嘩したことを後悔しているのでは?


第10話「ちぇっくいん」

今回もアニマルガールがたくさん登場してこの回も楽しかったです。ストーリーもクライマックスに向けて助走し始めた感じです。

フウチョウコンビが登場するシーンはキュルルちゃんが曖昧にしていた「おうち」が何なのか問いかけてくる物だったけど、視聴者である自分にも問われているような気がします。

リョコウバトさんの登場は脈絡がなく唐突に感じました。鳩は夜に活動しないんじゃ…

オオミミギツネちゃん成長したなー。可愛いです。好きなキャラが出てくると嬉しいです。
ハブさんのノリがいい。
ブタさんエッチです。
アニマルガールに元動物の特徴(棒が苦手、綺麗好き、耳が良い、蛇が苦手)が設定として上手く利用されているなと思いました。

ホテルについて色々謎が多いですね
  • 「海のご機嫌を損ねて沈んでしまった」とオオミミギツネちゃんが話しているが、ホテルが水密構造になっている(ガラスが薄くて水圧に耐えられそうにないけど)。
  • ホテル周囲の地形からは地盤沈下の痕跡が見られない。地盤沈下ではなく海面上昇による水没の可能性もある。
  • 仮に水没したとしてもホテルの非常階段が海面上で終わっている、対岸に桟橋があるので(それにしてはしょぼいが…普通に橋を架ければよかったのでは?)等、半海中施設としてしばらくはこの状態で使用していたのではないか。
  • 電気が通っているということは発電設備は生きている(ヘリポートがある屋上の施設が発電施設?)
  • ホテルも沈んだ遊園地を観光資源として見せるために水没部分を復旧させてたのでは?


ぬいぐるみの数が保全状況と比例しているのはその通りなんだろうけど、普通動物園のお土産屋に売られているぬいぐるみの品揃えは人気度や知名度に左右されているしそれゆえ凄く違和感を感じます。わざわざレッサーパンダ(EN)とジャイアントパンダ(VU)を持ち出しているところを見ると、人間の関心と保全状況の乖離を扱っているように思えます。つまり「より絶滅の可能性が高い動物に対して人間は高い関心を持っている訳ではない」という事を言いたいのではないか。レッサーパンダとジャイアントパンダの関心の差は上野動物園の状況を見れば一目瞭然で、関心の低さが最終的にリョウコウバトのような結果を生む。というメッセージでこれも人間と動物の関わりのテーマの一つなのではないかと。

リョコウバトさんのために描いた絵を見ると、キュルルちゃんは少し会っただけのアニマルガールもしっかり描いていて記憶力良すぎなんですが…キュルルちゃんの正体のヒントなのかもしれません。
絵のアニマルガール達が第11話でフレンズ型セルリアンの鋳型になることは容易に想像できるますが、セルリウムはキュルルちゃん自体に引き寄せられているとも思えるので第11話の展開はそれだけではない気がします。キュルルちゃんの「おうち」に帰りたいという気持ちや出会ったアニマルガールに対する強い思いにセルリウムが引き寄せられている?
ホテルの周りの海中にセルリウムが出てくるのもキュルルちゃんに引き寄せられているため?

ちょっと気になったところ

  • ビリヤードの玉で喜ぶカラカルがよい
  • フレンズ型セルリアンはマジで怖いです
  • かばんさんは他人が描いた絵を平然と切っているけど、それはちょっとやめてほしかった
  • かばんさんはアライさん、フェネックさんを知っているがいつ知り合ったのだろう?(1期?)

第10話までを視聴して

前回の感想で2制作陣の「けものフレンズ」を見せてほしいなどと煽りましたが、なんと言うか2制作陣の本気を見せ付けられたような印象です。第8話のライブで見せ付けられ、第9話で動揺させられ、第10話で物語が加速して追いかけるのでやっと、と2制作陣の手のひらで踊らされているような感覚です。ここにきて俄然面白くなってきました。(とは言え1期も第10話まではそこそこ楽しめたことを考えるとここからが正念場なんでしょう)

第9話以降月が強調されていたように思えます。キービジュアルや昨年(2018年)のクリスマスムービー、前期EDに描かれているサンドスターの柱が天空に向かっているのはずっと謎でしたが、ここに来てやっとストーリーにリンクし始めたのかなと思えました。あと第1話ラストの遠景に見える樹状物体もこれと関係があるんじゃないかと推測してます。

以前サーバルちゃんはもっと賢くなって欲しいと書きましたが、ここにきてキュルルちゃんの前では能天気に振舞っているだけで実は何か隠しているのではないかという気がしてきました。サーバルちゃんが異常に強いのもその隠している事と関係がありそうで気になります。マーゲイはサーバルについて何か知っているようだし、PPPと絡んで何か知っているのではないかとも思えます。

カラカルさんの方は(どちらかというとサーバルちゃんに懐いていた)キュルルちゃんとの距離がどのように縮まるのか気になりますね。

2のテーマである「おうち」ですが、この3話でもじわじわ見えてきた気もします。
「おうち」がキュルルちゃんにとっての心の拠り所でしたが、フウチョウコンビやリョコウバトさんの話でその考えが揺れ動き自己を揺さぶられているのかなと思います。(キュルルちゃんは「おうち」についてはこだわりを見せるけど家族については全く話さない所も気になります)
「おうち」についてはアニマルガールの集合絵や昨年(2018年)のクリスマスムービーには都市らしきものが描かれているのでヒトが住んでいるところには行くのではないかと。ただそこにキュルルちゃんの「おうち」はあるのか?
今後の展開になる事を期待しています。

2019年3月3日日曜日

けものフレンズ2 第5話「ひとのちから」、第6話「あたらしいあさ」、第7話「すぴーどのむこう」

第5話「ひとのちから」

初見時はラスト3分までかなりきつくそこからアムールトラさんとかばんさんで一気にひっくり返された印象でした。しかし後述の視点に基づいて改めて見直すとメリハリもあり、アニマルガール達のわちゃわちゃした感もあり逆に楽しめました。そしてラスト3分は考察要素満載。

 スケッチブックの絵はどこか不自然です。ジャングルにりんごの木はないはず。背景はゴリラのイメージで描かれた印象を受けます。さらに後に出てくる台座の場所は木々がうっそうとして絵とは全然異なります。りんごの木と人物のいる台座は絵の技術が異なっていて明らかに台座のほうが上手。2人で描いた可能性もあるんじゃないでしょうか?
また土台の上にいる人物は後に出てくるゴリラさんと共通点もありますがちょっと違うような。

 ゴリラさんが登場したときはついにヒトが登場したと思いました。ネクソンフレンズのゴリラさんとは違うなーと思っていましたが、Twitterでゴリラ好きなファンの方が話題になって知りましたがネクソンフレンズとは違う種との事でありかなり再現度が高いとのことで、改めて見直すと色々納得です。
 また「動物たちを操る方法」を知りたいなら何度か会ったそのヒトに頼めばいいと思ったのだけれど、そうしていないのは実際には目撃するくらいでキュルルちゃんのようにしっかりと話したことがなかったのかも知れない(ヒトと直に交流したことはないのかも)。帽子の羽をみてヒトと確信したみたいだしヒトと頻繁に交流があればこんな反応はしないかなと。
 キュルルちゃんがジャングルグループ4人に怖さをアピールしているシーンはもはや狂気を感じました。制作陣はマジでこれが怖いと思ったのかと本気で思いました。後で考えてみれば視聴者に4人と同じ感覚を体験させるのが狙いだったのかも。
 また紙相撲も最初見たときは子供だましに見えてどうにかならなかったのかと思いました。が、実はこれ、キュルルちゃんは普通の子供の発想で紙相撲を思いついたのだと考えるととても自然な展開だし、その前の「ぶるぶるぶるぶる」のシーンも子供が精一杯怖さをアピールしている姿で自然に見えてきました。

 そう考えると第2話から第4話までの各話の流れも普通の子供が普通に遊びを考え付いてアニマルガール達と遊んでいる訳で、2としてはジャパリパークに遊びに来た子供が各地でそこに住んでいるアニマルガール達と遊んで交流するのが主軸にあるように思えました。
 逆に1期は見た目は小学生くらいの子供が、初めて遭遇する戦闘で冷静に状況を判断・行動し、何のアドバイスもなく崩落した橋を(洪水で流されないよう考慮して)浮き桟橋で架けなおしたり、各々のアニマルガールの特性を短時間で見極め適切な分業を采配したり、対立する集団を取り纏めるため陽動作戦を行いながら透明になれるアニマルガールを斥候にして城に潜入することを考案するなど、大人並の知能が必要ですよね(ミライさんorカコ博士の髪の毛から生まれたから知能も大人並みという設定なのかもしれませんが)

 まあ紙相撲の土俵に最適なある程度の硬さがある紙箱はどうやって調達したのかとか、短時間でキャラの絵を(結構しっかりと)描いて左右対称に切り抜くことが出来るのかとかツッコミしはありますが。

 サーバルとカラカルがアニマルガール4人を圧倒するというのは異常に強すぎるように感じた。第7話のサーバルちゃんもそうなんだけど現状理由が分からないまま異常に強すぎてどこかしらけてきます。

 アムールトラさんが登場したときジャングルのグループの反応は拍子抜けでした。ゴリラ親分はやるときにはやる姿勢を見たかったし、またイリエワニさんは元の動物は攻撃的な性格らしいのでアムールトラさんと戦ってほしかったので残念でした。先のサーバル・カラカルコンビがジャングルグループをねじ伏せる具体的なシーンはなかったし、あえてアニマルガール同士が戦うシーンは入れないようにしている?
 またサーバルちゃんが紙飛行機を見つめていたのは、1期第11話の記憶で無意識に反応していたのでしょうか。

 アムールトラさんは第1話でキュルルちゃんをセルリアンから救ったり、研究センターに入ったダブルスフィアを威嚇したり(つまり以前からサンドスターの入った物体を守っていた可能性がある)、ジャングルエリアまでキュルルちゃんを追ってきたり、キュルルちゃんを傷つけるのではなく見つめていた所からするとキュルルちゃんを知っているというか、かつて親しかったんじゃないだろうか。かつてキュルルちゃん(というかスケッチブックの持ち主)がジャパリパークに遊びに来たときに仲良くパークを巡っていたとかそんな関係なんじゃないかと。
 ただ後述のキュルルちゃんにはセルリアンを引き寄せる要素があるとすると、アムールトラさんもそれにより引き寄せられた可能性も否定できません。アムールトラさんが紙飛行機について行ったのは1期の黒セルリアンの走光性に由来していると思われ、セルリウムを取り込んでいる可能性があるのではないかと思うので。


第6話「あたらしいあさ」

考察要素満載でした。見る前はよくわららないサブタイトルでしたが、それぞれの新しい朝であったのだと。第6話は遊びはありませんでしたが、海中のサンドスターの存在を証明する流れは夏休みの自由研究的な交流を描いたのだと思いました。

 かばんさんが名乗るときに一呼吸置いて「かばん」と言った時には色々な思いがあるんだろうなと。後ろにいるサーバルちゃんにかつて一緒に旅した相手と重ね合わせ、もしかしたら自分を知っているんじゃないか?(でもその相手は既にいなくなってしまったことを意味するわけで)。そんな心理描写がよく出ていると思いました。
 かばんさんの「お家」は小規模な資料保管&展示施設みたいなところ?円柱状のものは標本の展示装置みたいだし、居間として使っていたのはエントランス?
 引き出しの中にLBのAI部分が多数あるのは胴体部分が損壊して使用できなくなったLBのAI部分だけを回収したためなのか、このLBの数だけジャパリパークの各地を旅したという証なのか。
 居間で妙にくつろいでいるカラカルさんがいい。カラカルさんはそのしぐさに性格が良く出ててみてて飽きないです。
 サーバルちゃんを見るかばんさんはどこかにかつて共に旅したサーバルちゃんを見ているんだろうな

 ビースト状態アムールトラの手首に鎖がついているということは人間がビーストをコントロールしようとした頃から生きている→人間がいなくなってから時間的にそれほど経過していない、もしくは(コントロールできない)ビーストが出現する地域は放棄されているだけかも?第1話に出てきた施設は随所が破壊されているのに対してこの施設はほぼ無傷なのはそのせい?

 地図上のセルリアンが発生した地点は海中で発生したセルリアンが見つかる場所にしては比較的内陸部にも印があるように見えるので縮尺が小さい地図の可能性もありますね。
 食事の時にセルリアンに食べられたフレンズに触れるシーンは、かばんさんが共に旅していた相手に起きたことを連想させる。なかなかきついです。
 三者三様の寝相が興味深い。特にカラカル(笑)
 博士たちが音もなくキュルルちゃんの傍に現れたのは、フクロウの羽音を立てず飛ぶ特性を上手く利用していると思います。博士と助手が翼を広げて羽ばたいて移動しているのは良かったです。ただ完全に広げてほしかった。

 「海のご機嫌」こと巨大セルリアンは戦艦か何かの形をコピーしたものだろうけど鰭が生えていたり下部の丸い物体(これはバルバスバウ(2019/03/26訂正)かも知れない)があったりと、複数のものが組み合わさっている様子ですがあんな鰭を持つ動物って何だろう?
 ビンに入ったセルリウムが活性したきっかけはキュルルちゃんが手に持ったせいだとしたら、キュルルちゃんはセルリアンを引き寄せる何かの要素(輝き?)を持っているせいかも知れません。第1話-第3話のセルリアンはキュルルちゃんがいた所に出てきたし(「海のご機嫌」セルリアンはカリフォルニアアシカさんのおかげで事前に回避できた?)、第5話ではセルリアンの性質を持つと思われるアムールトラさんが追いかけてきた。
 セルリアンとのバトルシーンはもう少し迫力がほしかった。サーバルちゃんがセルリアンに飛び乗って粉砕するシーンはもっと強敵を倒すような緊迫感が欲しかったです。

 かばんさんがキュルルちゃんに渡したLBは1期のLBと同一なのだとしたら、かばんさんは(サーバルちゃんと)キュルルちゃんの旅にかつての自分を重ね頼れる相棒を供させたのかもしれない。(ストーリー終盤への伏線?)
 ラストシーンのカラカルさんとかばんさんの会話は第7話の見所でした。カラカルさんの質問でサーバルちゃんの記憶に自分がいることに気づいたかばんさんの気持ち(冒頭で名乗る時に一呼吸置いた間がここで生きてくる訳で)は想像に難くないです。まあここは見る人にもよるんだろうけど。


気になったところ

  • エンディングラストの3人はちょっと不気味なのでどうにかしてほしかった。
  • ジャングルLBはメガネカイマンが持って逃げたのにキュルルちゃんのカバンから出てくるのは辻褄があっていないと思います。


第7話「すぴーどのむこう」

話のテンポもよくメリハリもありアニマルガール達のわちゃわちゃ感もあって面白かったです。
 キュルル一行が一癖あるアニマルガール達の厄介ごとに巻き込まれてしまう所はネクソン版アプリのストーリーをどこか想起させて、考察要素もほとんどないように思え純粋にけもフレを楽しめました。

 チーターさんは表情がカラカルさんと同じくらい豊かだった(今回はキャラの眉が特に良く動く印象がありました)し、ストレートな性格で高飛車だがすぐにヘタレ気味になる感情表現も良かったと思います。

 カラカルさんはオオミチバシリちゃんとの癖のあるキャラ同士の掛け合いが良かった。今回も表情がよかった。
 オオミチバシリちゃんは鳥類だから飛ぶというのは間違いではないんだろうけど、このキャラについては走って欲しかったです。
 プロングホーンさんはネクソン版アプリでも影が薄いキャラだったので登場した時は(デザインもかなり変わっていて)びっくりでした。

 ストーリーもキャラもよかったのですが演出、とくにスピード感が感じられないシーンが多かったです。サブタイトルから想像するにスピードを極めたその先にあるもの(ここでは友情?)が描こうとしたと思うのですが、その極まったスピード感があまり感じられませんでした。
 冒頭のチーターさんが迫ってくるシーンは猛スピードで迫ってくる感じがあまりありませんでしたし、チーターさんとプロングホーンさんの二人が競争しているシーンは100km/h近くで走っているとは思えないです。本当に「かけっこ」にしか見えなくて迫力がありませんでした。ただ2人が急ストップする時にそれぞれ異なる体勢で停止したのは良かったです(チーターさんはこの後のシーンでもあまり止まるのが得意でない演出がなされていてここは良く見せているなと思いました)。

 カラカルさんとオオミチバシリちゃんが競走しているシーンでカラカルさんが小ジャンプを繰り返していましたが、第1話のナショジオの動画でもの凄いジャンプをしていたのだしあれくらいジャンプしてオオミチバシリちゃんを驚かせるような演出がほしかったです。まあここは2人の喧嘩がメインではありますが・・・。
 チーターさんがバトンを受け取った後のダッシュのシーン、ここはスピード感がありました。終始こんな感じであればよかったのかなぁと思います。
 チーター「頼んだわ!」サーバル「頼まれた!」、プロングホーン「ここまでか・・・」チーター「ここからよ!」といった掛け合いは好きです。

 トラクター型セルリアンを急ターンで引き離す作戦は良いアイデアでしたが直立のままターンしたのが本当に残念。第7話の一番の見せ場だったのでもっと臨場感のある迫力のシーンを見たかったです(重心を内側に向けたり、尻尾を外側に振ったり(チーターはターンの際に尻尾を使っていたはずなので))。またセルリアンが曲がりきれずに派手に横転するところももうちょっと迫力がほしかったです。その前まで迫るセルリアンに迫力があっただけにちょっと残念。

 このセルリアンのコピー元になったトラクターはなぜ道のど真ん中に鎮座していたか?普通は道路脇などに横転していたり、トレーラーなども外れていると思うのだけれど、もしかして今の今まで誰かが乗っていてキュルルちゃんがきっかけでセルリアンが出現したのかも(乗っていた本人はどこかに退避)。

最後にキュルルちゃんが3人に渡すスケッチブックの絵の違いですが以下のどちらかじゃないかと想像しています
  • キュルルちゃんの表現力が最初に描いた本人より優れていた
  • ただ単に速いアニマルガールの競走を描いただけから、今回実際に交流したことで競い合う2人のフレンズとして見る様になった
オオミチバシリちゃんはキュルルちゃんから渡された絵に自分が描かれていない事にショックを受けているとTwitterで見ましたが、そうだとしたらキュルルちゃんは結構感情が行動にそのまま出るキャラなんだということですかね・・・

サーバルちゃんについて

  • いわゆる1期の「けもフレ語録」みたいのは個人的に好きではないのでしつこく出てくると次第にイラっときます。また霊長類のように木の枝を跳ねてわたっていくのは流石に無理があるように思えました。他のアニマルガールを凌駕するような異常なほど強さは、動物たちのそれぞれ得意なところをみせるけもフレのテーマを崩しているように思えますが、これは何かの伏線なんでしょうか。
  • あとセルリアンを粉砕(パッカーン)する際、あまりハイパワーでなく普通にパンチしている様に見えてしまう(ここも迫力がない)。セルリアンの胴体が凹むなどした方がパワーを出してパンチしているのを実感できるんじゃないかと思いました。

非常に細かいところですが、辻褄が合ってなくて気になる点

  • チーターさんの掘った溝が次のカットで消えている。
  • オオミチバシリちゃんが上空から湖をみた時は広場があるが2人は崖の手前でストップした。
  • プロングホーンさんが転んだ木の根が次のシーンで消えている。
  • リレーのスタート地点の木の陰とキャラの陰の落ちる方向が一致していない。
  • リレーコースの全景が映っていたがコースが長距離なのか中距離なのかよく分からない。コース後半の林で遠近感を見るとずいぶん遠い(1km以上)ように感じるが、その割にはスタートから一番遠い地点の道がはっきり見えていてせいぜい200mくらいなのかとも思えてくる。


7話までを視聴して

各話のストーリーは面白かったしメリハリもありテンポもよかったです。個性的なアニマルガールがワイワイやっている感じは凄く好きです。一方でテーマとしての「家」はあまり感じられませんでしたが、各話で明示的に表現するのではなくストーリー全体で表現する形なのかなと思いました。

 細かい点ですがサーバルちゃんやカラカルさんのけも耳がピクッと動いたり少し垂れたりして(私の見間違いではないはず)、(細かく動作を入れる事で)飾りになっていないのはけもフレらしくていいなと思います(個人的にポイント高いです)。

 最後に、ここまで通して視聴して1期の設定の流用が多い印象でした。ダブルスフィアのアラフェネ的ポジション、第5話のゴリラ親分とその部下達、第6話の助手と博士と辛い料理、第7話のプロングホーンさんの性格も?
ファンサービスの一環なのかもしれませんがあまり多すぎると1期の焼き直し感が強まってきているように感じます(もちろんほんのごく一部とは理解していますが)。制作上の制約も多々あるのだとは思いますが、アニマルガールは400種以上もいるのに同じキャラを使用するのは他の魅力的なキャラの登場機会を奪ってしまっているようで勿体無いなと感じました。
 また第6話のかばんさんがLBをキュルルちゃんに渡すシーンは物語的な意味のほかに、2制作陣からのメッセージも含まれているように感じました。もしそうであれば2制作陣の「けものフレンズ」を見せてほしい、そう思いました。

2019年2月9日土曜日

けものフレンズ2 第2話「ぱんだとぱんだ」、第3話「うみのけもの」、第4話「いろんなおうち」

第2話「ぱんだとぱんだ」

初見時は全般的に単調でしたが、竹林のシーンが多いゆえ人物の目線に近く、寄りのカットが多くなったせいなのか。第1話が大型セルリアンが3体も登場しアクションが多かったので第2話も同じような展開になると予想していたせいで余計単調に感じたのかもしれません。
 3人が崖の上にいるシーンはどのような地域か分かるようなパノラマだったら良かったなと思いました。
 もう少し原作動物の分かりやすい行動が入っていると良かったかなと思います。レッサーパンダちゃんが俊敏に柱に登ったりするシーンはらしいなと思いましたし、また(おそらく)ブランコの紐を梁に結び付けたりしたのもレッサーパンダちゃんが手先が器用という特徴を利用したものだと思いますが、そういったカットがなくちょっと分かりにくかったです。あと怒ったジャイアントパンダちゃんはもう少し迫力があれば「こいつはやべえ!」となったんじゃないかなと思います。

第3話「うみのけもの」

バンドウイルカちゃんの「チュッ」にやられました(笑)
 第一印象はとにかく見所が多かった。各シーンの構図というか画作りでしょうか、とても良かったと思います。バンドウイルカちゃんとカリフォルニアアシカさんが先に海に潜り、続いてキュルルちゃんが迫ってくるシーンなんかは素敵です。背景の珊瑚の群生も綺麗でした。

 砂浜に打ち寄せる波に対するサーバル、カラカルの台詞が初めて海を体験する人の台詞っぽくてなるほどなと思いました。海水がへんな味に気づいたカラカルが急に警戒し始めるところなど意外性がありました。2人が波打ち際で遊ぶ姿がどこかほのぼのしてて、アニマルガール同士がはしゃいでいる光景を見るだけで癒されます。

 サンドスターの力でバンドウイルカちゃんがエコーロケーションを使ってキュルルちゃんと会話をしているところがありましが、いかにもけもフレ的な発想で動物の特徴の使い方が上手いなと思いました。あとバンドウイルカちゃん何気にドルフィンキックしてますね。
 魚がいないのはカリフォルニアアシカさんの言っていた海のご機嫌が悪いため?第1話の地滑りや地割れを考えると海底火山か海底断層あたりの活動が活発になっている?

 アニマルガール達がご褒美を要求する行為ですが、私はジャパリパークは野生に近い状態で動物たちを飼っていると思っていたので正直この設定は驚きました。動物らしい行動といえば確かにそうではありますが、ちょっと制作者の意図が掴めなくていまだに考えています。
 アニマルガール達はなぜ「芸をしたらご褒美がもらえる」事を知っているのだろう?水上ショーの施設が沈没しているが施設全体が放棄されてそれほど時間が経っていないのであれば、飼育された個体だからという説明がつきます(飼育動物を放棄した人間の身勝手さも痛感させられますが)。かなりの時間が経過し世代交代(あまり好きな設定ではないですが)をしているならその様な記憶は消えてしまっているはずで、考えられる可能性としては
  1. 文化として定着している。
  2. 各世代を通して記憶を継承する何らかの仕組みが存在する。(例えばサンドスターの力によってその場所に記憶が蓄積され、そこにいるアニマルガールの行動に影響を及ぼす。または輝きを奪う系のセルリアンが思い出などの記憶を奪い蓄積、それを倒したアニマルガールにその一部が移動する。など)
などでしょうか。

 動物解説コーナーで「ダーウィンが来た!」とコラボしたのは本当に驚きでした。個人的にはミライさんがダジャレ大魔王の乱入にひるまないで一緒に動物談義で盛り上がる展開だったらなお良かったかも。

第4話「いろんなおうち」

カラカルの感情がちょっと気になる回でした。
 初見時はどこか第2話と同様でさらりと見てしまえてちょっと物足りなさを感じました。ただ、繰り返し見るとそこまで単調でもない印象でした。

 高架の残骸はちょっと大げさというか、瓦礫の量が多すぎるしあのような積もり方はしないんじゃないかと(誰かが瓦礫を一箇所に集めた?)。
 海賊LBはずっとここで高架が復旧されるのを待ち続けるのかと思うと不憫でならないです。

 メキシカンLBやジャングルLBみたいな個性のあるLBはいいなと思いましたが、メキシカンLBはちょっとひねた性格だったのにアードウルフちゃんのおうち探し以降は全く絡んでこなかったのは残念。おしゃべりならもっと絡んで話を盛り上げてほしかったです。あとアニマルガールの発言に反応しているみたいでしたが1期とは若干設定が違う?

 セラードだけに個人的にアリクイの仲間(オオアリクイさんとか)も出てほしかったなと「個人的に」思いました。背景はしっかり描かれているなと思いました。

 アードウルフちゃんの顔は輪郭が丸すぎると思う。個人的にもう少しあごのラインがあった方がよかったです。性格はネクソン版より明るいし社交的な印象を受けますが後のアリツカゲラさんのボケを受けるにはちょうどいい感じですかね。ちなみに夕方に現れたのは夜行性だから?
 アリツカゲラさんはネクソン版の不動産屋からアニメ1期の宿泊業そして今回はその両方と順調に事業を拡大してて笑いました。飛んでいるシーンが一度もなかったのは残念。飛ばないのは他の(飛ばない)アニマルガール達を案内しているためとも考えられますが、鳥類なのだし飛んで移動してほしかったところです。あと眼鏡のテンプルのせいでふけ顔に見えてしまうのが残念でした。

 ダブルスフィアがキュルルちゃんを連れて行こうとした時にカラカルが抵抗したのは、キュルルちゃんを取られてしまうからと思った様に見えましたが果たして?ダブルスフィアのキュルルちゃんに対する態度は特に失礼はなかったように見えるし。しかもその後2人が丸まった後の一行の対応はかなりドライでちょっと気の毒でした。

 キュルル一行はなぜジャングルエンに来たのだろう?特に動機がなくいきなり来た感じがします。

第4話までを視聴して

第2-4話はどちらかというと「ほのぼのロードムービー」という印象でした。この「ほのぼのロードムービー」、1期が放送される前に確か雑誌のインタビューにロードムービー的なことが書いてあり、それを読んで想像していたのに近いなと感想を書いていて思い出しました(実際には「ほのぼの」予想は大外れでしたが)。
 そもそも「パークで暮らしているアニマルガールと楽しく交流する」というのが「けもフレ」ではなかったかと。交流を深め仲良くなることで「フレンズ」になる訳ですし。どうしても1期の(不穏な要素を前面に出した)印象が強すぎて2もその様な視点で見ようとしていましたが、個人的にはこれがいつもの「けもフレ」ですね。
 とはいえ第2,4話は元の動物に由来した特徴や行動(例えば第3話のエコーロケーション)などが少なかったなあと思います。1期は結構そういうシーンが多かっただけに2は少なくて寂しい気がします(私が気づかなかっただけかも知れませんが)。動物に興味を持つというのもけもフレの趣旨だと思いますし、けもフレならではの楽しさをもっと演出してほしかったと思います(だからといってシロアリを食べるアードウルフちゃんなどは見たくないですが)。

 サーバルは「すごーい」「なにこれ!」みたいなお決まりの台詞が頻繁に出てきてくどい気がします。性格が天真爛漫すぎというかうーん、他二人とのバランスもあるんでしょうがもう少し賢くなってほしい。
 カラカルは船に乗った時や第3話の冒頭などで耳がへにょんとなるのが可愛いです。最初はメインキャラの一人程度に見ていましたが、「自信家で負けず嫌いだけど、ちょっとドジで意外に怖がり」という魅力的なキャラになって来て今後の活躍が楽しみです。
 各話に登場したゲストキャラのアニマルガールですが、第1話のカルガモ姉さん、第2話のレッサーパンダちゃん、第3話の2人、第4話のアリツカゲラさんを見ると共通のテーマがあるように思えます。現時点ではまだ漠然としたものではありますが。

2019年1月20日日曜日

けものフレンズ2 第1話「きおくのかなた」

第一印象


第一印象は観てて普通に楽しい。あっさりとまとまっていた印象でしたが後述の理由もあり安心して観ることが出来ました。

3Dモデルが好み。 個人の問題ですが。

1期のときはアプリが終了した直後でかつ公式から出てくる情報もキービジュアルとPV以外はほとんどなく不安しかありませんでしたが、今回はけもフレを取り巻く状況も異なり、また事前の情報も多いので1期のときのような不安感はなかったのも安心して観ることが出来た要因でした。

製作はなぜこの世代を選んだのだろう。フライ先生のコミックの世代でもネクソン版の世代でも、更にはまったく新しい世代でも扱えたはずだろうに。その辺も物語が進むにつれ明らかになるのでしょうか。

アニマルガール達

カラカルさんが話しながら尻尾をブンブン振るしぐさがかわいい。せっかく耳や尻尾を持っているのだから原作動物同様それらで感情を表す表現はもっと入れてほしいところ。

カルガモ姉さんが一行を先導するカットでの歩き方は原作動物を意識している?一瞬だけど個人的に好きなカット。

ロバちゃんの出番はもっと多くしてほしかった。ロバというと「ペリーヌ物語」のパリカールも記憶力が高く利口だったのを思いだしますねぇ(古くて申し訳ない)。

センちゃんとアルマーが防御体制から復帰するモーションは格好良いです。でもスローで見ないと全然分からないのが残念。

動物解説

最初見たときは「えっ」と声が出ました(笑)。
ナショナルジオグラフィックの映像は本当に凄い。サーバルやカラカルの狩りの瞬間は原作動物の魅力がよく感じられます。しかしカラカルの狩りのシーンは目茶苦茶かっこいいですがどうやって撮影したんでしょうねぇ・・・

解説自体は1期は飼育員さんの生の解説で動物の魅力が伝わってくるものだっただけに、今回は説明的になってしまったのはちょっと残念。ただ聞き取りにくい部分があったり、話し方や口調をネタにされたりと本来の趣旨とは異なった広まり方をする面もあったし仕方ないところなのかなと。

本編の気になったところ

3人がキュルルちゃんが出てきたところ(以下便宜上「研究センター」と記述)を見下ろすシーンは地滑りが起きているように見えます。そう考えると中央の研究センターを中心に大地が沈降しているようにも。
カルガモ一行が飛び越える溝は長さが結構ありそうでどちらかというと地割れに見えます。このシーンだけにやけに尺を取っているし、上記の地滑りも含めると何かの伏線ではないだろうか。

研究センターの倉庫(?)でキュルルちゃんが出てきたと思われる物体(以下「繭状物体」と記述)ですが、上部にフィンらしきものがついており人工物のようで本体は繭のように丸く、開口部を見るに材質は石の様で人工物には見えないという一言で言えば良く分からないです(笑)。これはいったい何・・・

繭状物体は下を建物の破片で固定してぐらつかないようにしているようにも見えるので、建物が放棄された後誰かがここに持って来たのかも。

球体状の一人乗りポッドらしき装置は出入り口だけ破壊されていますが透明カバーは無傷という非常に不自然な壊れ方をしています。そもそも何の装置で何が起こったのか気になりますねー。

この倉庫に出入りするドアからセンターの柵(これは意図的に壊されている)を抜けてセンターの敷地外に通じる小道があるので誰かが頻繁に使用している可能性があります。

3体目のセルリアンをパッカーンしたアニマルガールと目のあったキュルルちゃんですが意外に落ち着いていて、どこか安堵しているようにも見えました。実は知っているとか?
このアニマルガールが倉庫に頻繁に出入りをしていたかも。

かばんちゃんのシルエットが出てきましたが1期と同じかばんちゃんかはもう少し様子を見ないと分からないです。背景にある富士山そっくりな山にはサンドスターの結晶の噴出が見られないところを見ると、1期とは別のエリアまたは異なる世界線の可能性もありそうです。

背景ですが下草が乾季と雨季のサバンナが混在しているのは意図的なものなのか・・・。またラストのパノラマのシーンもぱっと見は気にならないがよくよく見ると寄せ集め感があります。パノラマ的な背景は今後も多くなると予想される分、ちょっと背景が弱く見えてしまうシーンが出てきてしまうかもなという印象を受けました。

第1話を視聴し終わって

初見時はキュルルちゃんとアニマルガール達の明るい道中とセルリアンのバトルの見せ場で不穏要素(ここでは廃墟)を感じつつもほとんど気にしないで楽しむことが出来ました。


1期は最初に"人がいなくなったジャパリパーク"という大きな不穏要素を明確に提示していましたが、今回はそういった不穏要素はほとんど感じずに(1期の人のいない世界が前提となっているせいもありますが)あっさりと見終えてしまえます。しかし1期では比較的明確であったテーマが明確でないようにも思え、そう単純ではないのかもしれません。
あっさりと見終えてしまう第1話もしっかり見るとそこかしこにジャパリパークに起きた"何か"がちりばめられているように思えて、意外と深いのかもと推測しています。