2019年4月9日火曜日

けものフレンズ2 第11話「うみのごきげん」第12話「ただいま」

第11話「うみのごきげん」


 カタカケさんがビーストの絵に触れていますがキュルルちゃんが海に落ちた時には集合絵はスケッチブックに無かったはずで、それを知っているフウチョウコンビはキュルルちゃんの心、特に心の葛藤のような存在として描かれているように見えます。

大量のセルリアンを発生させてしまうというミスを犯したキュルルちゃんを、それまで出会ったアニマルガール達が全力でカバーして対応するのはどこかネクソン版のストーリーを髣髴させます。(参考「聖夜に届けジングルベル」)
 ネクソン版のセルリアンも思いもよらない事件を引き起こしてくれる厄介者でしたが、このセルリウムの性質もどこかネクソン版に似ています。そして事件を解決するアニマルガール達のどこかマイペースな面があるのはネクソン版の空気を感じます。

 かばんさんがキュルルちゃんと交流したアニマルガール達をトラクターで輸送していますが、彼女らを特定できたのは第6話の最後で渡したLB腕時計のおかげでしょうか。

 集合絵を見たリョコウバトさん、ビーストの絵に気づいて「これって」といってますが何か知ってそうですが結局本編では明らかになりませんでしたね…

 船型セルリアンは6話で登場した時は陰から軍艦かと思いましたが豪華客船でしたか…。船型セルリアンがバルバスバウから音波を出しているシーンがありますが、軍艦であればソナーを内蔵している事があるみたいなので理解できるのですが客船などで装備されているんでしょうかね?

 集合絵から次々に発生するセルリアンがかなり気持ち悪い。チーター型セルリアンとのバトルシーンは強敵感が出ていて良かったです。その後のチーターさんの登場シーンと高飛車なセリフが格好良いです。
 オオミミギツネちゃんの思い残しすぎの妄想が可愛いです。その次のシーンでPPP登場しますがその勢いでPPPと共に周りにいるセルリアンを一気に倒したら決まったんじゃないかと。オオミミギツネちゃんの戦うシーンも見たかったです。(ホテル組はストーリー的にも3人それぞれの性格的にもバランスが取れているキャラクター達だと思いました)
 イリエ姉さんとメガネカイマンさんが「ヒャッホー」と言いながらプールから飛び出すところ、戦う気あるのかって感じのノリですがしっかりお仕事してていい感じです。第5話では喧嘩ばかりしていたジャングル組が連係プレーが出来るくらいお互いの信頼度が増していて彼女らも成長したのだと感じます。

ホテルについて以下の事が分かります。
  • フロントは海底階と海面上の2箇所ある
  • トラクターのナビに表示された地図を見ると緑の部分が現在の海岸線で黄土色の部分が水没している様に見える
  • キュルル、サーカラの3人がいる砂浜の背景を見ると崖が見られるのでホテル周りの地盤が沈下した模様
  • 上記より以下の経緯が推測されます。
  • ホテルは最初地上で建設されフロントは地上階に設けられた
  • 地殻変動等で半分が水没したがその後ホテルを復旧。第2フロントを海面上に設けた
  • その後何らかの理由によりパーク全体を放棄


第12話「ただいま」

リョコウバトさんとそのセルリアンはあっさりしすぎているように思えました。もう少しリョコウバトさんが目の前にいるセルリアンと仲間に対する想いとの葛藤を描いてほしかったです。

 キュルルちゃんが亀裂を飛び越えるシーンですが第1話の溝を飛び越えるシーンからの成長を描きたかったのだと思いますが、亀裂はおそらく海底火山の噴火の衝撃で出来たのでしょうがその直前のシーンまで何も無かったので唐突に出来たように見え不自然な印象を受けました。少なくともそれを予感させる描写などがあれば良かったんじゃないかと思います。また亀裂の幅が狭すぎ(20cmくらい?)であまり危機感がないのも残念なところで、もっと広かったり亀裂が広がり続けているようであれば意図も伝わったと思いますし非常に勿体無いシーンだと思いました。

 フウチョウコンビ、ここはキュルルちゃんの葛藤そのものではないでしょうか。イエイヌちゃんの直後から沸きあがってくる自分のおうち(居場所と言い換えても良いかも知れません)はそもそも無いのではないか?そんな漠然とした不安が表象したものがフウチョウコンビではないかと。
 それまでのキュルルちゃんは遊びを提案したり絵を描いたりと状況に上手く対応してはいたが、漫然とおうちを探していた様にも思えます。またホテルから非難する際もアニマルガール達から促されて半ば受動的でありました。本当はどうしたいのかフウチョウコンビに質される事でキュルルちゃんは自分の気持ちを自覚し、自分の確固たる意思を確立することでキュルルちゃんの葛藤は終わり、仲間たちに対する迷いの無い想いにビーストが共鳴し登場する。
 第6話で人がビーストをコントロールできなかったと語られていましたが、おそらく人は技術や力でコントロールしようとしたのではないでしょうか。しかしそれはことごとく失敗したと。一方キュルルちゃんは嫌われ者のビーストでさえも仲良くなりたいという"想い"によってビーストと通じ合う事が出来たのではないでしょうか。最終的にビーストから紫色の妖気が消滅しているのはキュルルちゃんの思いを受けることでビースト化が解除されたのかもしれません。(もしかしたらそれこそがビーストがキュルルちゃんを追いかけていた理由であり、更にはセルリアンを引き寄せていた"輝き"なのかも知れません)

 セルリアンとのバトルシーンは全体的に第11話での対チーター型セルリアンのようなスピード感や緊張感が感じられずイマイチな感じではありました。ビースト型セルリアンとサーカラ型のセルリアンもあっけなく倒されてちょっとがっかりでした。ジャイアントパンダちゃんがずっと寝ていたり、ダブルスフィアがずっと丸まっていたり(あんたら第11話では戦っていたのに…)等の表現はけもフレっぽくて好きではあるんですが。
 みんながホテルから非難するシーンでサーバルちゃんはビーストの暴走モードが解けたことに気づいた様子で一瞬ビーストを気遣うシーンがありましたが、一旦何か言おうとしたにもかかわらず何も言わずに去ったのは何故だろう?

 あとカルガモママが「一列にですよー」と叫んでいたり、アードウルフちゃんをリョコウバトさんが抱え起こしたりする所がすきです(二次創作が捗りますな)

 砂浜のシーンで3人が立っている場所の背景にジャパリパークのメインゲートが見えますが、「の」が逆になっているので手前がパーク園内ということになりますか。パークセントラルは全体的に海に沈んでしまったんですね・・・。

 かばんさんに呼び止められた時、サーバルちゃんは初めて記憶のかなたにある人物と結びついたように見えます。かばんさんと第5話のラストで出逢った際に記憶の彼方にあった人物なのかも知れないと気づいていたのではないでしょうか。しかし確証が無いため心の内に秘めてしまった。かばんさんの「また会おうね」で懐かしさから涙を流したのではないかと思います。
 その後サーバルちゃんはキュルルちゃんとカラカルさんの所に向かいかばんさんも止めませんが、時空を越えて再会した二人の絆は強いとお互い信じているゆえしばしの別れは気にならなかったのかも知れません。


イエイヌちゃんが最後に見ていた絵
 手紙はパーク職員である菜々ちゃんに対して送られたもので、菜々ちゃんが(一緒に暮らしていた)イエイヌちゃんに残していったものではないかと思います。あのイエイヌちゃんのいる居住区画は宿泊施設ではなく職員の寮なのかもしれません。絵の右端の人物、ついにパークでの男性の存在が公式から出てきた可能性が・・・。
 椅子を隣り合わせているのはかつて菜々ちゃんがイエイヌちゃんと手紙を見ていたときの行動を真似したのかも知れませんね。
 絵の中にキュルルちゃん、サーバルちゃんそしてカラカルさんの3人が描かれており、第1話のサブタイトル「きおくのかなた」とはかつて3人で旅した記憶の事も意味していた事が分かります。ここからスケッチブックに描いてある絵は前回サーカラと一緒に旅をした記録であると思われますが、誰もいない絵がある謎が残ります。
 キュルルちゃんは最終的に研究センターのあたりで動けなくなってしまい誰かによってあの繭状物体に連れて行かれたが、絵自体は研究センターで眠りにつく前に誰かに渡したのでしょう→最終的に菜々ちゃんの手に渡りそれを金庫に保管したと思われます。
しかしこの繭状物体の正体は何なのか?恐らくブロック状のサンドスターが充満しており一種のコールドスリープ装置となっていたようではありますが。
 キュルルちゃんが動けなくなった理由はセルリアンに捕らわれたせいではないかと。また記憶喪失なのもそのせいではないでしょうか。本編中でセルリアンが追いかけてきたのもキュルルちゃんの記憶(楽しい思い出)を求めてなのでは?またキュルルちゃんはセルリアンを生成するトリガーみたいなものを持っていた可能性もあります。だから道中行く先々でセルリアンが発生したのではないでしょうか。

ちなみに船に乗っていたLB、帽子やアイパッチが無いため最初分かりませんでしたがメダルから判断するに第4話で別れた海賊LBじゃないですか。

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