2022年5月3日火曜日

ある探検者の追憶 【アップデート】完全無料化からサービス終了まで

完全無料化、バージョン1.3.2後からサービス終了、年末までの流れを私見を交えて紹介します。
2022年5月3日
完全無料化後しばらくは公式からの情報はほとんどありません。この時期はけもフレのメインコンテンツをアプリからアニメへの移行を行っていたと思われます。
アプリの更新がないと新規にリリースされた他アプリを始める方もちらほら出てきて(当然の事ですが)、当時フライ先生のコミックも連載は続いていましたし連載されていた月刊少年エースのけもフレコーナーもありましたが、公式(アプリ)からの供給がないとこうも簡単にユーザーは流出してしまうものなのかと感じました。(けもフレ自体はメディアミックスのコンテンツですが、当時はアプリからの情報発信が主流にありましたしメディアに触れる機会もアプリの方が多かったためメインコンテンツはアプリであったと考えています)

アプリの更新が終了してからほぼ2ヶ月、公式からの供給が再開されます。アニメ放送への体制が整ったのでしょう。
タカラトミーの「WIXOSS」とのコラボが発表されました。立ち絵とは異なる高身長タイプのイラストです。当時はまだ吉崎先生がTwitterにアップするイラスト以外ではあまり見ることが出来なかったので貴重でした。

けもフレショップとけものフレンズカフェ

続いて"けもフレショップ"と"けものフレンズカフェ"が発表されました。かねてからグッズが欲しいという声は出ていたため、ショップは話題になりました(ファンの間で)。またカフェの方はかなり驚きをもって受け取られました(勿論いい意味で)。

けもフレショップ


東京アニメセンター(現東京アトム)で開催されました。ちょうどワンダーフェスティバルの開催日と重なっていたこともあり私もこの時は上京して購入しました。当時はアプリのBGMが流れるなどしていたのを記憶しています。



マグカップ完売…
再入荷分も完売…
完売…

初のグッズ販売で販売個数の予測など難しかったのだと思いますが、連日の完売告知で私が行く時まで残っているのか心配でした。
私も無事購入できました。

けものフレンズカフェ


私設図書館カフェ"シャッツキステ"で開催されました(コロナ禍の影響で残念ながら2020年に閉店)。狭いながらもいい雰囲気のお店でした。

公式サイトオープン

アプリリリースから1年3ヶ月、公式サイトがオープンしました。よく考えるとそれまでなかったのが不思議ですね。
公式サイト(2016年9月17日)
アプリで告知された公式サイトオープン

公式サイトのサーバルさんは3等身の立ち絵とも吉崎先生のイラストとも何となく違うけどアニメのキャラクターデザインで原作と雰囲気が変わってくるのはよくあることなので「まあ、こんなものかな」という印象でした。それよりも朽ちたジャパリバスやキャラが他に誰もいないなど全体の雰囲気が気になりました。
さらに余談ですが、公式サイトのスクリーンショットは2016年9月17日時点のものですが、公式Twitterアカウントのユーザー名は"kemo_anime"になっているのがわかります。現在はプロジェクト公式として使用されているこのアカウントは最初はアプリ公式のアカウント("kemo_app_nxj")でしたが、アプリの更新終了後はそのままアニメのアカウントとして引き継がれて現在に至っています。つまり遅くともこの時点でアプリのアカウント運用は終了していたという事になると思われ、この時点で完全にサービス終了が決まっていたと推測されます。(当時この事に気づいていれば……)

けもフレSHOP2開催

第1回けもフレショップから3ヶ月早くも第2回が開催されます。このショップでPPPが発表されます。今思えば第2回はアニメ展開を見据えた開催だったのだと思われます。
プリンセス誕生
「トキ」を間違えて「ショウジョウトキ」で制作してしまったアクリルキーホルダーは、だれも買わないかと思いきやファンの間ではレアアイテムとして認識されることに
手違いからアクリルキーホルダーを制作されることになったショウジョウトキ。強運を持っているキャラだなと当時は感じました。ドヤ顔が目に浮かぶようです。




アニメ「けものフレンズ」発表

いよいよアニメが発表されました。待望のアニメが発表されけもフレも知名度がアップすると、この時は本当に期待していました。

けものフレンズアニメ化続報!

コミケにも出品するという事でこれまでとは打って変わったグッズ目白押しでアニメ放送に向けて色々展開しているなーと呑気に思っていました。

サービス終了告知

そんな折、唐突にアプリのメンテナンスが告知されました。当時はアプリの更新が再開するのではないか、不具合の修正ではないかと噂されていました。私もアプリ更新がされるならと、ホーム画面を(少し早いが)クリスマスイルミネーションバージョンにしてほしい旨の要望を呑気に送った記憶があります。
メンテナンスのお知らせ
バージョン1.3.3


そしてアプリのサービス終了のお知らせがアプリに掲載されるのですが、個人的にけもフレ史に残る開発スタッフの愛にあふれた告知と認識していますが不覚にも私はこのスクショを残していません。ネットを探せば容易に見ることが出来ると思いますので気になる方は是非読んでみてください。
私はサービス終了の告知を見たとき、アプリがなくなると二次創作のための資料が失われてしまう、これを残さなければいけないと考えました。私に残された時間は1ヶ月しかなく、某スクールアイドルアニメのOPではありませんが文字通り残された時間を握りしめて残り1ヶ月を走らなければならず、いかに資料を残すかで頭がいっぱいになり感傷に耽っているような場合ではありませんでした。

アニメ放送前にアプリのサービスが終了する事ことを記事にされる。これ以降ファンでもなさそうな人にアプリ終了をいじられるようになったように感じる。

これ以降、公式はアニメ放送に向けてアニメ関連の展開告知がメインになります。

アプリ「けものフレンズ」サービス終了当日

いよいよサービス終了当日です(これで最後と私は前日から徹夜でプレイしていました)。同時にアニメ先行上映会の日でもありました。アプリ終了よりも先行上映会が優先されている感はありますが、すでにメインコンテンツはアニメにあり公式がそちらを優先させるのは仕方ないところでしょう。
サービス終了当日に吉崎先生が残したプレイ動画。アクティブジャージはもしかして吉崎先生のデザインだったのではないかとこの時気づきました。
サービス終了(2016年12月14日12:00)


先行上映会終了後ようやく公式からサービス終了の挨拶がありました。
以降は年末までの公式の動きになります。ご参考までに。

このPVを見たときは本当に失望しました。慣れ親しんだ吉崎先生のデザインと比べ寄り目すぎて、アプリ終了のショックがまだ残っている状態でこの様なデザインを目にし心の底から非常に落胆したのを今でも覚えています。
吉崎先生からのささやかなクリスマスプレゼント。左手首につけているS級ウォッチに注意。
限定アクリルキーホルダーは欲しかったですが年末は中々上京するには難しい時期で当時は通販もなかったため諦めました。


以上、ネクソン版アプリ「けものフレンズ」を振り返るシリーズはこれにて完了です。2020年3月から開始して当初は1年間で完了させるつもりが足掛け2年以上費やしてしまいましたが、スクリーンショットと当時の記憶を整理しながら振り返る作業は非常に有意義でした。
アプリはサービス終了してしまいましたが5年以上経った今でも私の中ではあのジャパリパークが存在しアニマルガール達も活躍中です。私も一探検者として冒険してゆきます。これまでも、そしてこれからもそれは続いて行くでしょう。